合宿免許と時間数の制限

合宿免許は、自宅から自動車教習所に通学するのとは違い、これから自動車運転免許を取得しようとする多数の人が集まり、ホテルなどの宿泊施設で合宿生活を送りながら、短期的なプログラムによって技能教習や学科教習をこなすというものです。通学よりもはるかに合理的な方法で、費用的にもトータルで考えたときには安上がりとなりますので、夏休みなどのまとまった休みがとれる時期には人気が高いものといえます。合宿免許とはいっても、実は座学で学んだり、または実技を通して経験しなければならないプログラムというのは共通しており、どれだけ1日のなかでの密度を濃くしたかという違いにすぎません。そうはいっても、1日にあまりにもプログラムの履修を詰め込みすぎてしまえば、人間ですから疲労が蓄積して、よくない結果をもたらしてしまうこともあります。

特に、技能教習のように、直接ハンドルを握るような教習では、無理をして何時間も教習を受けることは、交通事故による生命の危険にも直結します。そのため、国のほうとしても、たとえば第1段階の技能教習であれば、1日につき2時限までしか受けることを認めないといった規制を加えているのです。合宿免許であったとしても、このような規制の対象になりますので、いずれの教習所の合宿免許のプログラムを受けたとしても、普通運転免許であれば決まって2週間程度は卒業までにかかるというのは、実はこの規制の結果であることが多いのです。