小型船舶免許は取り消されることがあるので注意

自動車運転免許では、重い道路交通法違反を犯すと免許取消処分が出ることがあります。小型船舶免許についても、船舶職員及び小型船舶操縦者法に免許取消の規定が設けられており、要件を満たしてしまうと免許が取り消されます。小型船舶免許の取り消しについての規定は、先に述べた法律の第23条の7のことです。それによると小型船舶免許が取り消されるケースは、船舶職員及び小型船舶操縦者法やこの法律に基づいて出された命令に違反したとき、海上衝突予防法をはじめとした海事に関する法令の規定に違反したとき、省令で定める身体検査の基準を満たしておらず、小型船舶操縦者の業務を適正に行えない状態になっていると国土交通大臣が認めたときの3つです。

ただし、処分は事件の経緯や重大性、悪質性などを評価した上で、聴聞手続きや交通政策審議会での意見聴取を経て決定されることになっており、法令違反が発覚したからといって直ちに小型船舶免許が取り消されるわけではありません。また、小型船舶免許の所有者は、海難審判法に基づいて処分されることがあります。小型船舶操縦士が職務上の故意もしくは過失によって海難事故を発生させてしまった場合は、海難審判所とよばれる所で懲戒処分の内容が決定されます。このとき出されうる懲戒処分のうち、最も重いのが免許取消です。

なお、海難審判が開始された場合は、船舶職員及び小型船舶操縦者法に基づく処分が行われない場合があります。小型船舶免許のことならこちら